【実録】市役所の実態 残業は?給与は?
こんにちは。ねこやです。
私は、約4年間市役所で働いていました。
市役所ってホワイトなイメージがありますよね。
私も働く前はそう思っていましたが、実際は全く違っていました…。
そこで、給与はどのくらい?残業手当はつくの?など疑問にお答えします。
仕事内容は?
市役所職員は、住民のことを第一に考え、市を盛り上げていくのが仕事です。
市役所の仕事は大きく事務職と技術職に分けられます。
事務職
市民生活に関する業務や福祉に関する業務、税関係業務など多岐にわたる仕事があり、それぞれの部署に職員が配属され担当の仕事を行います。
一般事務から窓口業務、住民対応、総務、企画立案など部署によって仕事内容は全く異なります。
そのため、人によって合う合わないが分かれることになります。
例えば、次のような業務があります。
・市民生活に関する業務:市民課や地域課などがあります。市民課では窓口で住民票や戸籍謄本の発行をしたり、転入転出など住民の移動の管理、マイナンバー事務などを行います。
・福祉に関する業務:高齢者介護課、保険年金課、子ども課などがあります。子ども課では保育園・幼稚園の入園事務、児童手当事務などがあります。
・税関係業務:市民税課、納税課、資産税課などがあります。市民税課では個人市民税の課税額を算定したり、法人税や軽自動車税に関する事務などがあります。
その他財政課や観光課、広報課などの部署のあります。
技術職
技術職は「土木」「建築」「電気・電子・情報」など各分野に通じており、専門的な仕事を行います。
例えば、次のような業務があります。
・土木:古くなった橋や道路、河川などの修復工事
・建築:公共施設や歴史的建造物の保護・設計事務
・電子:公共施設の電気設備の設計
また、消防士や栄養士、保健師なども市役所職員です。
給与は?
市役所職員の給与について、民間より給与が安定してるって聞くけど実際にはどうなの?と気になってもいると思います。
市役所職員を目指している人なら誰もが気になるポイントですよね。
実際に支給された給与で具体的に見ていきます。
【大卒新卒「初任給」(おおよそで記載)】
基本給:180,000円
控除額:35,000円
手取り:145,000円
民間より少ないんじゃないの?と思った人も多いと思います。
事実、民間では同じ大卒新卒で初任給は20万円以上と言われており、約2万円も離れています。
ただし給与は自治体ごとに定められているため、自治体により異なります。
また、公務員は年功序列社会で、年齢が上がれば上がるにつれて、給与が上がっていきます。
年齢区分ごとの月収は次のように言われています。
20代:20万円~28万円
30代:28万円~33万円
40代:33万円~41万円
残業は?
市役所は残業ってあるの?という疑問もあると思います。
結論から言えば、あるないは部署によって異なります。
ほとんどない部署もあれば、激務で毎日残業がある部署、特定の月だけ残業がある部署もあります。
例えば、市民税課では確定申告のある3月から市民税額を決定する6月までは忙しくなります。
また、残業代が付けられるかどうかは配属される部署によって異なりました。
普段からあまり残業しない部署では付けにくいところもあったそうです。
一度残業についての見直しがあり、夜20時以降まで残る場合でないと残業をつけてはダメ、と人事から指示されたときもありました。
最高で何時間残業してた?
私は一番多い時で年度初めの4月に97時間残業をしていまいた。
その時の給与はこうなっています。
【支給額(おおよそで記載)】
基本給:195,000円
超勤手当:160,000円
控除額:55,000円
手取り:300,000円
1か月で初任給2か月分ほどの給与額になっていました。
(勤務してから数年経っていたので基本給が上がっています)
残業手当が付くのは良かったですが、体力的にかなりきつく、お金よりも休みが欲しかったです…。
部署にもよりますが、私が配属された部署は超ブラックでした。
年間でみると、500時間ほど残業をしていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
市役所の仕事内容と給与、残業についてまとめてみました。
こちらは一例ですので、参考にしてみてください。
ほかにも市役所のことについて何か知りたいことがあったら教えてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!