社会不安障害と自覚するまで 大学編
こんにちは。ねこやです。
今日から、大学編をスタートしたいと思います。
経験談はもう少し続きますが、よければお付き合いください。
短期大学に入学する
短期大学へ入学した私は、一人暮らしをスタートさせました。
今まで、何をやるにも親の目があり行動に制限がありましたが、良くも悪くも自由になりました。
大学には私が不登校だったことを知る人は誰一人いません。
心機一転頑張ろう!とわくわくしていました。
短大では、2年生で編入学のための勉強をしなければいけないため、1年生のうちに2年間の卒業単位をほぼすべて取り終える必要がありました。
そのため、高校の頃のように朝から夕方まで講義がびっしり詰まっていて、普通の大学1年生の大学生活とは少し違っていたと思います。
しかし、何人か友達もでき、自分の学びたいことを専門的に学ぶことができるのが楽しくて、大学2年生の途中まで順調に学校に通えていました。
2年生の前期は編入学の勉強をして、無事に4年制大学に合格することができました。
けれど、その時は突然訪れます。
うつ病となる
編入学の勉強もなくなり時間ができた私は家にいることが多くなりました。
勉強が忙しかったため今までアルバイトはして来ませんでしたが、いざやろうと思い応募しても、卒業まで半年ということでなかなか見つかりませんでした。
急に暇になり目標を見失った私は、家に引きこもるようになります。
明け方までケータイやパソコンで動画を見て、昼過ぎに起き、また動画を見るという昼夜逆転生活を繰り返しました。
部屋のカーテンはずっと閉め切っていて、シャワーに1週間入らず、食べるのも億劫になり、何もかもめんどくさくなりました。
高校の時の不登校よりも酷い状態でした。
学校へも行かなくなり、いくつか単位を落とすことになりました。
久しぶりに高校の時に通院していた病院に行くとうつ病と診断されます。
大学に入ってから何もかも楽しく過ごしてきた私が、なぜうつ病になったのかはっきりと分かりませんでした。
それでも、何とか卒業することができ、春から4年生大学へ進学することになりました。
編入学
無事に4年生大学の3年生に編入学できた私は、また一から新しい生活をスタートさせました。
ゼミやサークルに加入し、充実した毎日を過ごすようになりました。
3年生の終わりごろになるとそろそろ就職について考えなくてはいけない時期になります。
将来公務員になりたいと思っていた私は、公務員試験の講座を受講し、4年生にはインターンシップにも積極的に参加しました。
しかし、再びその時はやってきます。
就活前にもかかわらず、だんだんと学校に行くことが出来なくなったのです。
試験の勉強を休みがちになり、鬱になる一歩手前というところでなんとか就職に向けて首の皮一枚つないでいるような状態でした。
公務員試験に合格できたことは本当にラッキーだったと思います。
そして、就職というストレスから解放された私はまたうつ状態となりました。
躁うつ病と診断される
どうしてなのかわからず、病院にいくと「躁うつ病の可能性がある」と診断されました。
躁うつ病とは、気分が高まる「躁(そう)状態」と気分が落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神疾患です。
確かに、今までの大学生活を振り返ってみると、入学したころはすべてが順調で、次々にアイディアが浮かびほとんど寝ないで学校に行ったこともありました。
一方で仲の良かった友達はなぜか次第に離れていきました。
大学時代は躁状態→うつ状態→躁状態→うつ状態を繰り返していたのです。
順調な時に単位が取れていたのでなんとか卒業できましたが、もしもっと早くこのうつ状態が来ていたら危なかったと思います。
社会不安障害の症状
もちろん大学時代も社会不安障害の症状はずっと続いていました。
テストを受けたり、ゼミでのスピーチが異常に緊張したり、人前でイヤホンをすることに緊張するなど・・・。
しかし、特定の状況でだけ緊張するので、耐えれば生活できるレベルでした。
次は社会人編です。